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Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!

 眼下には、男子生徒が一人。顔に見覚えがあるので同学年だろうが、名前は思い出せなかった。名札もここからだと見えない。けれどもあの特製の名札を首から提げているのは確認できたので、鬼役であることは間違いないだろう。
 今宵がいるのは三階の端の教室。家庭科室として使われていた場所らしい。
 大きなテーブルが何台かあり、その下の古びた扉を開けると、ミシンなどが収納されていた。他にも細かな道具がいくつもある。この教室に入った時に、暇を理由にいろいろと物色していた。
 男子生徒の姿が視界から消え、宵は窓から数歩離れた。周りをキョロキョロしていたし、あの様子だと多分旧校舎の中まで入って探してくるだろう。
 ここは迎え撃つしかない。
 宵は廊下側の、ドアの隣に立った。壁に背を預け、明に貰った名簿表を見る。
 男子は六名。名前を見て二人には絞れたが、やはり誰だか特定できなかった。
 宵は作戦を考える。おそらくその男子生徒は宵の姿には気づかなかっただろうし、教室を片っ端から見てまわり、宵を探すはずだ。普通に考えて一階から。
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