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Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!
それでもどうしてもおねだりの言葉が言えない宵に追いうちをかけるように、晃の手が再びあそこをいじり始める。布越しに。
こらえきれず、宵はついに根をあげた。
「……口で、して」
「ん? 口で何をしてほしいって?」
悔しさと羞恥に宵は唇を噛みしめる。
全部言わせなくたって、充分伝わっているはずなのに。
「ほら、早く言わないとまたいじめちゃうよ?」
「……あ」
耳を甘噛みされて、同時に股関を強く握られ、宵は切なげな声をあげた。
それから耳元まで真っ赤に染めて、震える声色で絞り出す。
「口で……舐めて、イカせて」
「よくできました」
言うがいなや、晃はテーブルの下の扉を開けた。
途端に真っ暗だった場所に外からの光が差し込み、宵は眩しさに片目をすがめた。
ようやく狭いテーブルの下から外に出られる。
二人して外に出ると、すでに先ほどの男子生徒はいなかった。いつからいなくなっていたのだろう。
晃の愛撫に夢中で、途中からはもうあの男子生徒の存在をすっかり忘れてしまっていた。
とりあえずバレずに済んだようだから、それだけは本当に良かったと思う。