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Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!
「そこ、座って」
テーブルの扉に背を預け、ぐったりと座り込む宵の手を引いて立たせると、晃は今までもぐっていたテーブルの上を示してそう言った。
宵が顔を上げる。
真っ赤に上気した頬。まなじりには涙の痕。見慣れた灰色の瞳はしっとりと濡れていた。
施したメイクはどうやら取れてはいないらしい。そのせいで普段よりも美少女めいていて、晃にはそれが新鮮だった。
もっといじめてみたくなる。
「楽になりたいんだろ?」
声色だけは変わらず優しく、晃はそう畳みかける。
宵はおとなしく指示に従い、テーブルに腰を下ろした。
「下、脱いで」
あくまで宵に求めさせようとするかのように、晃は言う。
今さら抵抗なんてしても無駄だ。宵は観念し、履いていたキュロットと下着を脱ぎ捨てた。
ワンピースのような作りのメイド服には、まだスカートが残っている。けれどもそれは、フリルがついているとはいえ、厚い生地でもない。
晃がそれをめくると、すぐに秘部が露わになった。
「あーあ、こんなに大きくして。エロい子ね、君は」
「あ……」