パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 汚れた世界

あれから一ヶ月。俺は相変わらず自宅と会社とsweetsweetを回るだけの日々を送っていた。

「なんでそんな単純なミスをするんだ！」

また俺はつまらない事で上司から叱られていた。叱られる度に、今日はsweetsweetに行こうと強く思った。


ーーーー仕事が終わり、俺は一週間ぶりにsweetsweetへ向かった。

いつも通り絵夢を指名し、ソファで待つ。

現れた、いつも通りの、嬉しい絵夢だ。

「こんばんは」

素っ気なく言うと、絵夢は少し距離をおいてソファに座った。

「なんか元気ないね。俺が来たのに」

絵夢は愛想笑いもせず、目の前に置かれたグラスを手に取った。

俺はいつものように仕事の話をするが、反応が薄い。なんだ、この冷たい態度は。

「ごめんなさい、一時間経ったから」

話が盛り上がる事もなく、延長の有無も確認せずに絵夢は席を経った。