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第1章 汚れた世界

一人残された俺は、妙な恥ずかしさがあり延長と別の女の子の指命を行った。

絵夢につぐ店の二番人気の美織だ。

「こんばんはー」

絵夢とは違って愛想良く俺の隣に座る。

しばらくくだらない話をしていた後、俺は絵夢について聞いてみた。

「なんか絵夢元気なかったね」

そう言うと、美織は意地悪く笑った顔で言った。

「あ、お兄さん絵夢に嘘ついてたでしょー」

ドクン、と心臓が嫌な音を立てる。

「絵夢、お店のみんなに自慢してたんですよ。自分のお客さんに大栄建設の偉い人がいるって」

俺は落ち着く為に、ビールを口に含み、飲み込んだ。

「それで…？」

平静を装いながら俺は聞いた。