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貴方にジャンキー
第20章 車内痴情
「あれ?どっかで見たことある顔だな・・」


男子高校生が覗き込む。


「お?美人じゃん♪」

4人程、仲間が集まってくる。
いかにも 頭が悪そうな風貌・・。


「どこで会ったっけな~?ねぇ、立ってみてくんない?」


冗談じゃない。
立ち上がったとこに、電車でも入ってきたら・・。



「何か御用?」

思いっきり睨み付けた。



「思い出した!!南波の女だっ!」

「なに?!」

4人が思いっきり見下してきた。


『南波の女』ね・・。
徹の縄張りを荒らして、怒らせたやつらか。


「きゃあっ!」

両側から、腕を掴まれた。

「ちょっと!何するのよ!」

「何で、こんなとこに居るのか知らんけどさー。まぁ、この機会を逃す手はないよな。」

「もう私、南波徹とは何も関係ないよ。」

「今は無くても、昔はあったろ?そんな女を放っておくヤツじゃないと思うんだ。」


『・・・確かに。』



<まもなく、1番ホームに7時15分発――――電車が参ります・・>



『いけない・・!!!』

「だめっ!離して!!お願い!!」


「ダメだよ~。離したら逃げちゃうじゃん♪」



フォンッ・・・ガタンゴトン・・・


「ひゃぁっんっ!」


理子のスカートがめくりあがり、男たちの目はスカートの中に釘付けになった。




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