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貴方にジャンキー
第21章 先輩
『あ。徹さん、起きてました?』

「おめぇに言われたか無いなぁ。なに?」

『・・・理子さんには口止めされたんスけど。』

「・・・??理子??どうゆうことだ?」

『理子さん、うちの高校前の駅で先輩らに捕まってたんすよ。』

「はあ?!」

『何か、事情があったみたいで。友だちと待ち合わせしてて。』

「とも・・だち?」

『そうそう。また、絡まれたらいかんなー思って、一緒に待ってたら、えっと・・ショートボブくらいの可愛いめの女子が来ましたよ。』

ショート・・安藤か?
でも、何でそんなとこで待ち合わせ?
いや。待ち合わせしなければならない状況に陥った?
俺に言わずに・・。

『・・・徹さん、聞いてます?』

「ん?あ・・あぁ。ありがとな。」

『一応、口止めされてたんで。あんまり しつこく尋問すると理子さんに逃げられますよ。まぁ、逃げられたら 俺が―――』プツン。


確かに。
せっかく捕まえたのに逃げられるのは・・困るな。

しかし、気になる。
何があった?
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