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貴方にジャンキー
第9章 絶望

まだ意識があったのか・・・


もう一発殴ってやろうかと立ち上がった時



「俺は、暴力事件として訴えるぞっ!」



何を言ってやがる・・・

「お前らのやったことは・・暴力じゃないと言うのか・・・??」



「ハハハッ。南波は言えるのか?東郷が3人もの男にレイプされたと。その様子を事細かに喋らなければならないのは東郷だ!!しかも、校内に知れ渡るぞ!卒業するまで、男共の東郷を見る目は変わるだろうなっ!!」


「きっっさまぁぁああーーーーーっ!!!!!」


殴り掛かろうと思ったその時




「じゃあ、綾部と俺。どっちの発言力が強いか試してみるか?」




「澤・・・」


「随分と暴れたな。」



つかつかと理子に近付き、理子の制服を着せていく。
「忠告を聞かないからだ。バカ者。」

「ごっ・・ごめん。」

「ほら。顔は自分で拭けるな?」



ハンドタオルを差し出し、綾部に向き直る。



「俺は、南波の喧嘩現場の後始末なんぞ慣れっこなんでな。このくらいなら、軽く握り潰せるぞ。」


「・・・ちっっきしょーーー!!!」



綾部の叫びが廊下にまで響いた。



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