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第1章 湯けむり温泉紀行

風呂は温めだったけど、エミは、ずっと浸かって動いてたから逆上せそうな真っ赤な顔で。
上がって身体を拭き出した。ショートボブの髪も大分濡れてるから、ドライヤーで乾かしている。

その間俺は肩まで浸かって温まる。

ドライヤーが終わる頃には俺も風呂から上がって身体を拭き、2人でスポーツドリンクを飲んだ。

呑んだ上に風呂に入って且つ運動までしたから、身体の中は乾ききってて。

1Lのずんぐりしたペットボトルの中身が2人の身体に染み渡るように吸い込まれていく。

再び浴衣を着て、ぐっすり眠る健太の隣に戻り、3人で眠った。