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剛 ing 舞依
第5章 剛くんと舞依

駿河家の戸が開いて
舞依が出てくる
「舞依!」
「何だ駿河か、どうしたんだよ何か忘れ物か?」
「いや、ちょっと早く顔見たくて」
「何だよそれ」
「いやいや、それより昨日はありがと」
「?」
「『宿題終了』通知、あれで我に帰れた」
「?駿河の頭なら宿題も早いけど、伊澤の頭には負担がデカイだろ?」
「昨日は一人分だからすぐ終わった」
「そりゃ良かった」
「あのさ、あの」
「何だよ」
「あの、『舞依』って呼んでも良い?」
「呼んで良い?って呼んでるじゃんか、二人しか居ないのに」
「そうなんだけど~心地良いから」
「?」
「伊澤くんに呼ばれてる感じがしてキュンてなるの」
「…確かに、俺も昨日何度か『剛くん』って言ったけど、駿河の声だから駿河に呼ばれてる気がして嬉しかったよ」
「舞依」
「…剛くん…?おいおい肩に手まで回すのか?」
「本当に恋人みたいね」
「端から見たら完全バカップルだぞ」

ベタベタしたがるのはやはり女だな

って事は
駿河も俺の事好きになってるんだよな?
なら戻っても継続?
早く戻りたい~
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