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第21章 冷酷な感情

『そういっても…何時頃お帰りに…』
「帰りは夕方から夜にかけてです。構いませんのでお帰りいただいて下さい。」

そう言いプツリと切った。そんな黒野に対して愛良は聞いた。

「ゆーと？どうしたの？何かあったの？」
「いえ、何でもありませんよ。」
「神山さんでしょ？」
「良く解りましたね」
「ゆーとが言ってたじゃない。」
「ﾌﾌ…気にしないで良いですよ。」

そう言いながら頭を撫でて安心させるためか笑いかけた。


一方の栗原の屋敷では神山と新田が手を妬いていた。

「全く…どうして信じてくれないのかしら」
「連絡いたしました。ですが…その……」
「何よ」