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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第22章 黒野の過去
それから父親の暴挙に逃げ道を見いだせないままどれだけ経っただろうか…

気付けば悠翔も7歳になる年になっていた。

しかしどうにも変わらない父親の暴挙。母親は姉を守るだけで悠翔には耐えてと言うだけ…
いまもそうだった。

「おまえは何でそうも反抗的なんだよ!」
「……ッ」
「何だその目は…あぁん!?」

バンッ!
バシッッ!

平手から吹っ飛ばしながら壁に押さえつけ胸ぐらを掴みかかる父親。ふぅっとため息を吐くも、それすら父の逆鱗に触れてしまう。

「…フ…まだされたいらしいな…あぁん?」

パーン!

裏手のひっぱたきを受ける悠翔。この時間を早く終わらせたい…
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