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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第26章 ブランコの約束
次の日の昼過ぎ。屋敷のチャイムが鳴った

「奥様にしては早い到着だが…」

そう想いながらも黒野はインターフォン越しに来客を確認した。

「はい…?どちら様でしょうか。」
『私、水森法律事務所の桜井と言います。こちらに黒野悠翔さんお見えですか?』
「少々お待ち下さい」

そうして屋敷の扉を開けた黒野。そう、そろそろ来るだろうと思っていた頃だった。しかし笑いながらも対応を決めていた。カタンと迎え入れた時小さく息を吐きながらもリビングに通す。

「どうぞ、お座り下さい?」
「あの…黒野さんはどちらに?」
「私でございます。」

そうしてすっと座った。
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