この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エブリデイ
第3章 意識した瞬間から

    ※    ※


 一体、僕は何をしているのだろう、か?


 時刻はもう、午前四時を回っている。白々と明け始めた朝が、僕の虚無感を増幅させた。


「……」


 そんな道を僕は一人、トボトボと歩いている。

 アパートから、直線にして三百メートル。その先にある、最寄りのコンビニを目指して。




「じゃあ、その間に――避妊具(ゴム)を買ってきてくれる?」


 寺井は僕に、そう言っていた。


 つまりそれは、寺井夏美が僕とセックスをするつもりがある証拠で。いや、最初からそういう話ではあったのだけど……。

 あんな感じであしらわれてしまった後の僕が、途中から寺井に一方的にからかわれてかも、と疑念を生じさせたのも無理はなかった。

 それでも彼女の言葉に胸を躍らせてしまったとすれば、それだけは断じて違うと言っておきたい。そもそも既に一度『発射』させられてしまった僕に、それだけのエロパワーが残留してるものか、それはあくまで未知数だった。

 その意味で、僕は寺井の言うように『草食系』なのだろう。若い身体の方はともかく、気持ちが引けてしまっていたのは事実。


 一応その後、二人はこんな会話(やりとり)もしていた――。

/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ