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エブリデイ
第3章 意識した瞬間から

 

「買に行くって――もしかして、今から?」


「うん、そうだけど。嫌なの?」


「嫌とかじゃなく……だけど……」


 口籠った僕を見ると、寺井はふうっとため息をつく。


「あのさ、もしかしてだけど。『ああん、このまま私の中に、出してぇ!』――とかエロ同人みたいなセリフを、この私に期待してるわけじゃないよね?」


「ま、まさか! 漫画と現実が違うってことくらい、わかってるよ」


「そう、現実は何かと面倒なものだよ。ということで、童貞クン。買い出しの方――ヨロシクね」


 寺井はそう言うと、自分はシャワーを浴びにバスルームへ。
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