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第3章 意識した瞬間から

「じゃあ、次は――下の方、も？」


「別に、無理にしなくても……いいんだけど」


「無理とかじゃ……。だから、少しだけ、脚を――広げて」


「！　流石に……ハズいよぉ」


「いいから。僕にも、見せほしい」


「く…………あぅ」


「寺井……」


「感想とか、求めてないから！」


「あ、うん……それじゃ」


　ツ、ツゥ――――ペロ。


「んっ!?　――――ホントに、舐めるゥ……ん、だし」


「だって、そう、言ってたでしょ」


　レ、レロォ――――チュパ。


「うう……………ど、童貞のくせに」


「な、なんだよ」


「なんか、生意気だと……思って、さ」


「関係ないから。それよか、寺井……」


「な、なにか？」


「これって……濡れてる、の？」


「バ、バカなんじゃないの！」


「ご、ごめん」


「そんなの……もう、とっくだよ」


「え？」


　そうなの、か……。