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エブリデイ
第2章 五度目の訪問

 少しひんやりとした感触。食器棚のガラスに触れた。

 そのままガラスの表面に手を滑らせ取っ手を掴み、私はその扉を開く。

 一段――二段――と、棚の数を数え。

 そして、三段目の棚を両手で探った。

 ひまわりの花模様があしらわれた、テーカップ。

 私は手触りを頼りに、それを探し当てた。



 あれは、小学六年生の時――。


 私が事故により両目の視力を失ったのは、もう十年も前のことだ。

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