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エブリデイ
第2章 五度目の訪問

「えっ……」

 彼は少し、唖然としてる。


 その時の顔、その挙動を――私がこの両目に、映すことは叶わない。

 だから彼の言葉の真意は私への気遣いであり。そう思えるから其処に、彼の謙虚な性格を改めて窺うこともできた。


 だけど、そんな心配なら、いらないの……。


 その想いを胸にして――。

 私は両手を用いると、彼の一つ一つを確かめていった。
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