この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エブリデイ
第3章 意識した瞬間から

「……?」


 黙って怪訝な様子の寺井に、僕は慌てて言う。


「その、話したいこともあるし」


「いいよ――話せば?」


「いや、だから……ちゃんと服も着て、それから」


 そうして、何を話そうというのか。それは自分でも、実はわかっていない。

 それでも、たぶん。僕は気持ちの部分を、少し整理したかったのだと思う。だけど、それも言い訳なのかも。

 それ以前に、この僕がヘタレであることには違いないのだ。


「……」


「あの……寺井?」


 そんな僕であるから。じっと差し向けた寺井の瞳に、呑まれゆくのも必然なのか。


「今更、って思うけど。ちゃんと、目の前を見なよ。そして、正直になって――ほら、キミのココみたいに、ね」


 寺井は真顔で、そう告げながら――

 ギンギンに硬直したモノを――

 ゆっくりとした右手の動きで、上下にしごき始めた。


「くっ……で、でも……それが、ホントに正直なのか……わかんないしっ」


「それも、わかる。だけど――とても、確かだと。私は、そう感じるから」


「うっ……ああ……」


 上下動は徐々に早まるにつれ、そこから得られた快感が僕の思考力を急激に奪っていった。

 そうして身体を振るわせる僕。

 その耳に、寺井の声が艶めかしく響く。


「今は欲望を、素直に表して。だから、キミも――触れてくれて、いいよ」


「――!」


 靄のかかったような淡い僕の視界の中で――

 そう告げる寺井の小振りな胸が――小刻みに、揺れてる。

/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ