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第9章 最後の夜、想い出の夜

　だが、敏感な箇所を立て続けにこすられ、風香の我慢は限界に達した。

　風香が絶叫する。

「あああああっ！！」

　次の瞬間、風香の腰の動きが止まったかと思うと、風香の尿道から透明な液体が飛び出した。

　それほど多い量ではなかったが、飛び出した潮は、悠の手や布団を濡らしていく。

　潮吹きが始まると、いったん指を休める悠。

　目を閉じ、ぶるぶる震えながら、快感をも伴って放出された潮だったが、止まってからの風香の狼狽はすさまじいものだった。

「やだ……！　ごめんっ！　ホントにごめんね！！」

　真っ赤になった顔を手で覆いながら、泣きそうな声で言う風香。

　しかし、悠は心底嬉しそうに答えた。