この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜舞うあの日のままで
第16章 関係の変化
 少し驚いたような声をあげた真奈美に対し、すかさず悠がツッコミを入れる。

「真奈美から誘ってきたくせに、何だよ。会いたくなくなったのか?」

「そんなわけないでしょ! 悠はいつも何だかんだで『ちょっと待って』とか言って、考え込むじゃん。今日はやけにすんなり会ってくれるなぁって、少し不思議に思っただけだよ」

「まぁ、予定もないし。じゃあ、どこで待ち合わせする? 俺が真奈美の家へ行ってもいいぞ」

 真奈美の声はまたしても若干の驚きの色を帯びたが、それ以上に嬉しそうな様子が顕著に表れていた。

「珍しい! 悠が積極的に、私と遊ぼうとしてくれて、私のところまでわざわざ来てくれるなんて! 明日は大雨かも」

「暇だからな。気に入らないなら、今日はやめておくか?」

「ああ、ごめんごめん! そんな意味で言ったわけじゃなくて! じゃあ、ぜひ私んちに来てよ」

「分かった。今すぐ向かう」

 それからしばらく会話した後、電話を切った悠は、もと来た道を引き返した。




/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ