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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
 数分経った後、僅かに目を開いて風香が言う。

「少し……痛みも落ち着いてきた……かも……」

「ホントか? じゃあ、少しずつ動くぞ」

 言うと同時に腰を動かし始める悠。

 最初は遠慮がちにおずおずとした動きだったが、どんどん激しい動きになっていった。

 だが、風香が「ああっ!」と軽く叫んだのを聞き、悠は心配そうに再び動きを止める。

「風香、大丈夫か?!」

「心配かけてごめんね……。まだ少し痛いし、異物感があるんだけど……何だか変な感じなの」

「そっか。多分それは……少しずつ気持ちよくなってきてるんだと思う。……じゃあ、続けるぞ。俺は気持ち良すぎて、もうじっとしてられない」




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