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ブルジョアの愛人
第2章 秘密の花園

スカイラインは、住宅街に建つ古い一軒家の前に停まった。

莉菜は相変わらず、安らかに寝息を立てている。浩晃は起こすのを一瞬躊躇したが、莉菜の祖父母が起きる前に帰さなければいけない事実で我に返り、莉菜の小さな肩をそっと揺すった。

「莉菜、着いたよ」

莉菜は小さく唸り、首を左側に傾ける。浩晃がもう一度肩を揺すると、莉菜は薄目を開けた。

「おうち…?」

少しざらついた莉菜の声に浩晃は、そうだよ、と答える。莉菜は眠そうに目を擦りながら、少し悲しそうな顔をした。その表情は更に浩晃の後ろ髪を引く。

「ありがとう」

莉菜は俯いたまま呟いた。それが、送ってあげたことに対してのありがとうなのか、今週もデートしたことに対してのありがとうなのかはよく分からなかったが、浩晃は反射的に頷いていた。
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