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どうか、私を愛してください。
第8章 誠一の嘘。
気は乗らなかったけど気分転換がてらにカフェに行くことにした。
オープンテラスがあるカフェで犬連れやカップル、友達と来ていて
たくさんの人で賑わっているようだった。



『おかしいな……』



案内されたテーブルに座って早速パソコンを使って調べてみると
このお店の売り上げはすこぶるいい。
父親が店の名前を間違えたか…?
いや、そんなミスをあの人はしない。



『お待たせいたしました。カフェラテでございます。』



『あぁ……!?』



『……?』



『あぁ、悪い。今書類をどけるから。』



このとき初めて会った美緒はニッコリと優しく微笑んでくれて――
わざと忙しく仕事をしていた俺にとって
ハッキリ言って癒されたんだ。
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