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どうか、私を愛してください。
第16章 電話越しで・・・
「美緒…もう今日で一週間だ。今日は少しでいいから食べよう。永一も君のことを心配しているんだ。」



子供のことを引き合いにだすのは卑怯かもしれない。
だけど少しは食べてくれる気になってくれるかもしれないと思ったら永一の名を口にしていた。



美緒は布団から顔を出しては来てくれたが
やせ細って頬はこけて肌もガサガサになっている。
目も……生気がない。



お手伝いさんに作ってもらったお粥を口に近づけて
少し開いた口に流し込んでみたが口からあふれ出てきて食べてくれなかった。



このときわかったんだ。
もう俺たちは本当にダメだってことを――



例え誠二がこの世からいなくなっても
美緒が生き続ける限り誠二のことを心から愛すだろうって――


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