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どうか、私を愛してください。
第16章 電話越しで・・・
「でもお前は美緒と出会って幸せだろう?」
「……」
「辛い思いでもいつかは薄れていく。そして楽しかったころの記憶がよみがえる。俺は紗英との楽しい思い出があるから紗英がいなくなっても寂しいと思うことはあっても辛くはない。」
「兄さん……」
「俺は紗英のことは後悔していることもたくさんある。だから今度好きになった人には笑顔で過ごしてほしいって思っている。美緒の幸せが何なのかはお前よりきっと俺のほうがわかっている。」
「何だよ……」
「誠二、お前だよ。お前という存在が美緒を幸せにしているんだよ。記憶の中に刻まれたお前との思い出でも幸せになれるんだよ。」
「……」
「辛い思いでもいつかは薄れていく。そして楽しかったころの記憶がよみがえる。俺は紗英との楽しい思い出があるから紗英がいなくなっても寂しいと思うことはあっても辛くはない。」
「兄さん……」
「俺は紗英のことは後悔していることもたくさんある。だから今度好きになった人には笑顔で過ごしてほしいって思っている。美緒の幸せが何なのかはお前よりきっと俺のほうがわかっている。」
「何だよ……」
「誠二、お前だよ。お前という存在が美緒を幸せにしているんだよ。記憶の中に刻まれたお前との思い出でも幸せになれるんだよ。」