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どうか、私を愛してください。
第2章 お願い、縛って……
「お願い、縛って……」


口が離れた途端に出た言葉を聞いて誠二さんは目を丸くして一瞬驚いたけど、また、冷たい目をして睨んできた。



「何?そういうのが好きなの?」



「違います!そうじゃなくて、無理やりにされたと思えば気持ちが楽だから……」



そう、これは無理やりで
私から希望してヤるわけじゃない。


だから私のカラダが反応しているのは無理やり濡らされているだけ
そう、私が思いたかったの


「フッ……じゃあそうする?俺もそれはそれで興奮するし。」


ガラガラっと寝室のクローゼットを開けてガサゴソと探して持ってきたのは誠一さんのネクタイだった。



「もしかしてこれで……?」







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