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どうか、私を愛してください。
第2章 お願い、縛って……
「……え?」



このとき私は初めて気づいた。
いつも自分のことばっかりで被害者ぶっていたんだ。



どうしても受け身ばかりにしか考えられなかったけど
誠二さんはどう思っているの?
戸籍上兄の妻を抱くってこと――



誠二さんのこと考えていなかった。



「今のは別に……///」



顔を真っ赤にしながら眼をそらす誠二さんは今まで持っていたイメージと違った。



誠二さんとは会ってまだ二日目
会話という会話はまだしていないしどういう人なのかなんてわからない
知っているのは誠一さんと双子ってことと



指が、吐息が、触れ方、持っている熱いモノが私に快感を与えてくれるってこと――




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