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どうか、私を愛してください。
第28章 離れられない2人
「円花、リップとれているよ」


「え?」


誠二が指摘してきたのでわかった。
私に美緒さんのあとを追ってトイレに行ってほしいんだと。
なんだかんだで美緒さんのことが心配なんだ……



「美緒さん、大丈夫ですか?」



「円花…さん?」


美緒さんのことが心配だったというのもあるけど
あの部屋の空気に酔ってしまって
美緒さんを追いかけてトイレに来た。
やっぱり、美緒さんは気持ちが悪そう……



「円花さんの手、温かくて気持ちがいい。」



「ふふ、私背中をさするのは上手なんですよ♪」



「あの、美緒さん……」



「何?」



「…いえ、何度もないです。あ、お水飲みますか?」



「うん…飲みたいかな。」



「わかりました。ちょっと待っててくださいね。」



美緒さんと2人っきりになれたら……
誠二のことを言ってしまいたい衝動にかられた
だけど、やっぱり私の口から、今はまだ言えない。



「キャッ!」



「ごめん!」



「なんだ、誠二じゃない。」



「あの……」



「あ、誠二、さっきリップがとれているって言ってきたけど全然とれてなかったよ~」



「そっ……か。」



「……素直に美緒さんの具合見てきてほしいっていえばいいのに。まぁお義兄さんたちの前でそんなこと言えないか。」



「それで美緒は…?」



「ストレス性のものだと思う。ねぇ、誠二、本当にこれでいいの…?あんなに辛そうな美緒さんを見ていたら私っ…」


お酒に酔っているのもあると思う。
だけど美緒さんを見ていると
どちらかというとストレスで胃が荒れて
そこにお酒を飲んで気持ちが悪いんだと思う。
あの家族と一緒に過ごしていたら……おかしくなるのは仕方ないと思う。
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