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どうか、私を愛してください。
第30章 秘密。
「え?いや、しかし――」
「私は誠二の専属看護師なので。」
「専属看護師…?どういうことなの?あなた誠二の婚約者じゃないの?」
「お義母さん、ごめんなさい。私は婚約者ではありません。」
「え……?じゃあ……専属看護師って…どこか悪いの誠二は?」
「本当は口止めされていました。でももう限界だと思います。誠二も私も、そして美緒さんも――」
「美緒さんもってどういうこと…?」
「誠二さん……きっと…っ」
「美緒さん……スケッチブック見たんですね。」
美緒さんはコクリと頷いて、カバンから誠二のスケッチブックを取り出した。
そして、そのスケッチブックを、誠一さんやお義母さんに見せると、2人とも表情がどんどん怪しんできた。
「これは……」
「少しづつ右手の動かなくなってきています。まだ初期の症状とはいえ日によってつらいようです。もう絵が描けない、だから部屋にあった絵を捨てたんです。あの頃にはもう戻れないから…」
「誠二は…ALSなんだよ、母さん」
「ALSって、筋肉が少しづつ動けなくなる」
「そうです……最近は日本でもこの病気は知られるようになったみたいですね。」
「誠二はきっと病院にいって初めて自分の血液型を知ったみたい……それと私が結婚する前に峰行さんと付き合っている時の写真を持ってきたわ。それで永一が会社を継げないということがわかったみたいで私に隠し通してほしいと…なのに弘樹が結局バラしてしまったわ。これからどうすればいいの…?」
「でも双子なのに父親が違うなんて…ありえるのか?」
「ありえる話だ。とてもまれだが………慶子さん、しっかりっ…!」
無理もない。
お義母さんにとって今日はずっと黙っていた秘密が公にバレて
息子も刺され、孫も危険な目にあった。
精神的にずっとギリギリだったんだろう。
先生がお義母さんを連れて外に出たあと
私の本音を美緒さんに伝えたくなった。
きっと、今言わなきゃ、後悔するから。
「あなたたちがどういう選択をするかわからないけど、私のパートナーも人工呼吸器をつけなかったわ。でも穏やかな最期を過ごせて幸せだった。だけど……」
「私は誠二の専属看護師なので。」
「専属看護師…?どういうことなの?あなた誠二の婚約者じゃないの?」
「お義母さん、ごめんなさい。私は婚約者ではありません。」
「え……?じゃあ……専属看護師って…どこか悪いの誠二は?」
「本当は口止めされていました。でももう限界だと思います。誠二も私も、そして美緒さんも――」
「美緒さんもってどういうこと…?」
「誠二さん……きっと…っ」
「美緒さん……スケッチブック見たんですね。」
美緒さんはコクリと頷いて、カバンから誠二のスケッチブックを取り出した。
そして、そのスケッチブックを、誠一さんやお義母さんに見せると、2人とも表情がどんどん怪しんできた。
「これは……」
「少しづつ右手の動かなくなってきています。まだ初期の症状とはいえ日によってつらいようです。もう絵が描けない、だから部屋にあった絵を捨てたんです。あの頃にはもう戻れないから…」
「誠二は…ALSなんだよ、母さん」
「ALSって、筋肉が少しづつ動けなくなる」
「そうです……最近は日本でもこの病気は知られるようになったみたいですね。」
「誠二はきっと病院にいって初めて自分の血液型を知ったみたい……それと私が結婚する前に峰行さんと付き合っている時の写真を持ってきたわ。それで永一が会社を継げないということがわかったみたいで私に隠し通してほしいと…なのに弘樹が結局バラしてしまったわ。これからどうすればいいの…?」
「でも双子なのに父親が違うなんて…ありえるのか?」
「ありえる話だ。とてもまれだが………慶子さん、しっかりっ…!」
無理もない。
お義母さんにとって今日はずっと黙っていた秘密が公にバレて
息子も刺され、孫も危険な目にあった。
精神的にずっとギリギリだったんだろう。
先生がお義母さんを連れて外に出たあと
私の本音を美緒さんに伝えたくなった。
きっと、今言わなきゃ、後悔するから。
「あなたたちがどういう選択をするかわからないけど、私のパートナーも人工呼吸器をつけなかったわ。でも穏やかな最期を過ごせて幸せだった。だけど……」

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