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どうか、私を愛してください。
第4章 優しくしないで……
ペットボトルの水を誠二さんの口に近づけるけど口からこぼれてうまく水が入らない。
誠二さんの口からこぼれた水が頬を伝って太ももを濡らしてきた。



「誠二さん……」



こういう時よく口移しで飲ませたりしているけど
どうしてそういう風にするのか今わかった。
今さら口づけをしたって何も恥ずかしいことはない。
だって今までそれ以上のことをしてきたのだから――



「はぁ、はぁっ……」



呼吸はさらに早くなって苦しそうで濡れて冷たくなったはずの太ももが
誠二さんの熱でどんどん熱くなっていく。



誠二さんの口に薬をいれてペットボトルの水を一気に自分の口に流し込んだ。
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