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蒼井シリウスさんの日記

シリウスの小説執筆方法論 第7回
[作成日] 2014-11-25 17:44:49
『第6回』のつづきです。

さきの文章に足りないもの、それは『僕が目で見たもの』です。

あの文は、すべて僕が経験したことの“事実”の羅列だけなのです。
『揉んだ』『声を上げた』『激しく動いた』という動作の描写をしているように思えますが『~した』とい事実を書いているだけです。
これだと、新聞記事と変わりありません。
唯一違うのは、感情表現が入ってることだけでしょうか。

事実は伝わりますが、臨場感がなく、感情移入しにくくなります。
感情移入しにくいと小説としてはマイナスです。

では前の文に“僕が見たことを”を加えてみましょう。

≫僕は彼女の大きくて、やわらかそうな胸を揉んだ。
≫僕の指が肉に食い込んだ。
≫「あんっ!」
≫彼女が眉毛を寄せ、のけ反り、喘ぎ声を上げた。
≫僕は興奮した。
≫僕は彼女に挿入した。
≫そして激しく動いた。
≫「ああっ! いいっ!」
≫彼女が髪を振り乱し、喘ぎ声を上げた。
≫僕は二週間ぶりだったから我慢できなかった。
≫「中に出すよ!」
≫「いいわよ、来て!」
≫彼女は切なそうな顔をして、僕を見つめた。
≫そして僕は初めて彼女の中に射精した。
≫とても気持ち良かった。


“僕の見た彼女の反応”を付け加えました。
どうでしょう?
少し臨場感が出てきたと思います。
これ小説では最低限必要なことです。
これが“描写”と言われるものです。

これをもっとハイレベルにするには、見たことだけでなく、五感で感じたことも書くといいでしょう。

≫僕は彼女の大きくて、やわらかそうな胸を揉んだ。
≫僕の指が肉に食い込む。
≫「あんっ!」
≫彼女が眉毛を寄せ、のけ反り、喘ぎ声を上げた。
≫その姿と声は僕を興奮させた。
≫僕はたまらず、彼女に覆いかぶさった。
≫僕の先端が、彼女の女の部分に触れる。
≫そこはもう、ぬるぬると愛液を溢れさせ、開いていた。
≫手を添え狙いを定めることなく、もう先端が埋まった。
≫僕は一気に挿入した。
≫難なく奥まで入る。
≫そこから狂ったように激しく動いた。
≫「ああっ! いいっ!」
≫彼女が髪を振り乱し、喘ぎ声を上げた。

元文をそのまま残して、それに描写を加えるだけで、断然レベルアップしました。

何か自分の小説の文章に物足りないな、と感じたら、主人公が目で見て感じたことを加えてみてください。
格段によくなるはずです。

日記へのコメント

RINさん、書いて下さったとは、感激です。
でも、そうですね、300字でした。
残念です。
では、今度は違う方法で(笑)

ルマンさん、ここはギブアンドテイクの精神で(笑)
ルマンさんの独特の作風レビューは、作者の励みなりますので。
[投稿者]蒼井シリウスさん [投稿日]2014-11-27 08:10:34
いやあ(^^)RINさん助かりました。

まさか、蒼井さんがこう出てくるとは(笑)
こちら見ております。
見てはおりますが、そんな、感想だなんて(汗)

蒼井さん、お願いしますよ。
突っ込みお遊び、程々に(^^)

失礼致しました。
[投稿者]ルマンさん [投稿日]2014-11-27 01:43:55
今頃…ですが
調子にのって書いてみましたが、コメントは300文字までだとわかり(汗)断念しました。

無理でした。

しっぽを巻いて引き下がります(笑)

こちらをご覧になるかわかりませんが、ルマンさんありがとうございます。

お邪魔しました。
m(_ _)m

RIN

[投稿者]RIN さん [投稿日]2014-11-26 22:34:27

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