「ミト! シリウスに向かって飛べ!」
これはナウシカが言ったセリフですが、これだけで、あの物語が地球での話だと分かります。
ちょうど今の時期、暗くなると南東の空に一番きれいに見えます。
『冬の大三角形』はご存知でしょうか?
オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、そして、おおいぬ座のシリウスによって成り立ってます。
シリウスが一番明るく低い位置にあり、三角形を逆さにしたように見えます。
星を目標に向かって飛ぶ、という場合、ある程度低い位置にないと、視界に捉えられません。
つまり“あの時”シリウスは、コックピットのナウシカにとって視線を真っすぐした先に見えた、と推測できます。
ということはあの舞台設定は冬であることが、分かります。
(ま、夏の南半球である可能性もありますが……)
ただ、何月かは、分かりません。
日が経つほどに、段々早く地平線から出てきますから。
今だと10時頃に真南で、一番高くなります。
『ナウシカ』のタイムテーブルがわかる人がいたら、ご一報下さい(笑)
もうひとつシリウスを使う設定にしたのは、多分、地球から見える星で一番明るいからでしょう。
大気汚染が進んだあの時代でも、見えた設定ではないでしょうか?
では、なぜ一番明るいかというと、地球から近いからです。
8.6光年。
光年という単位は、光が1年間に進む距離を表したものです。
光は1秒間に30万キロ、月まで1.3秒、太陽まで8分19秒、それが8年もかかる距離です。
でも近いのです。
どのくらい近いかというと、プロキオンは11.5年、ベテルギウスは640光年です。
は? 640年!
まだ驚いてはいけません。
あの宇宙戦艦ヤマトが行ったマゼラン星雲は16万光年です!
もっというと、銀河鉄道999が行ったアンドロメダ星雲は、250万光年の彼方なのです!!
はあぁ?? 250まんねん!!
ですから、シリウスが、皆さんに、いかに近いかが、お分かりいただけたと思います(笑)
夜空に見える星々は、過去の光です。
シリウスでさえ、8年前の姿を私たちは、見ているのです。
肉眼で、かすかに見えるアンドロメダ星雲は、250万年前の光……。
ああ……もう……わけわからん……。
もっと衝撃的なことを言います。
あなたの一番近くにいる人でも、0.000……秒前の姿なのです。
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
1000文字でまとめました『シリウス』
[作成日] 2015-01-24 10:25:37
日記へのコメント
海よりも山奥ですね(≧ー≦)了解しました。ありがとうございます。
兎
兎
結論を言えば、あるていど山の奥深く入ると、見えます。(笑)
ごめんなさい、名所は知りません。
でも本当に川のように見えますものね。今の子供たちにも見せたい。今の子供たちはうつむいて、小さな画面の世界に夢中ですから。
ごめんなさい、名所は知りません。
でも本当に川のように見えますものね。今の子供たちにも見せたい。今の子供たちはうつむいて、小さな画面の世界に夢中ですから。
質問です。日本で天の川が見える場所ご存知ですか?
私が幼い時は白鳥座が埋まるくらいの星が見えて、天の川がちゃんと川でしたo(^-^)o
満月の日の、世界が蒼く染まる感とか
30年経つとそろそろ懐かしいです。
ご存知でしたらお知らせください。
兎
私が幼い時は白鳥座が埋まるくらいの星が見えて、天の川がちゃんと川でしたo(^-^)o
満月の日の、世界が蒼く染まる感とか
30年経つとそろそろ懐かしいです。
ご存知でしたらお知らせください。
兎
密着すれば、感覚だけはタイムラグはなくなるでしょう(笑)
私の住むところも比較的田舎ですが、天の川をはっきりと見たのは、いつの頃でしょう。
もうだいぶ前の気がします。
あの頃の純粋な気持ちに戻りたいです(笑)
私の住むところも比較的田舎ですが、天の川をはっきりと見たのは、いつの頃でしょう。
もうだいぶ前の気がします。
あの頃の純粋な気持ちに戻りたいです(笑)
こんばんは!
今日は星座ですね。
星。家の辺りは山なので綺麗に見えますが、余り詳しくはありません。せいぜい北極星や北斗七星、カシオペアにオリオン座辺りでしょうか‥。
触れられる位近くいても、0.000‥‥秒前の姿。なんだか切なくなっちゃいますね。だから人は淋しいのかしら(笑)
今日も楽しく読みました!ありがとうございまーす(≧▽≦)
今日は星座ですね。
星。家の辺りは山なので綺麗に見えますが、余り詳しくはありません。せいぜい北極星や北斗七星、カシオペアにオリオン座辺りでしょうか‥。
触れられる位近くいても、0.000‥‥秒前の姿。なんだか切なくなっちゃいますね。だから人は淋しいのかしら(笑)
今日も楽しく読みました!ありがとうございまーす(≧▽≦)
私、小さい頃、天文少年でした(笑)
今からウン十年前、小学生当時、既に反射望遠鏡を駆使して、星を観ていました。
星に関する知識はその時覚えたのがすべてです。
(げっ、小さい頃から小難しいそっ)
あの頃、夜空を見上げていたロマンチックな少年は、今では官能小説を書くまで成長しました(笑)
たまには夜空を見上げて、宇宙の神秘に想いを馳せるのもいいでしょう。
(999はワープ航法を使わずにどうやってあの距離を走ったのだろう……?)
今からウン十年前、小学生当時、既に反射望遠鏡を駆使して、星を観ていました。
星に関する知識はその時覚えたのがすべてです。
(げっ、小さい頃から小難しいそっ)
あの頃、夜空を見上げていたロマンチックな少年は、今では官能小説を書くまで成長しました(笑)
たまには夜空を見上げて、宇宙の神秘に想いを馳せるのもいいでしょう。
(999はワープ航法を使わずにどうやってあの距離を走ったのだろう……?)
本領発揮!ですね(≧ー≦)ナウシカも出てくるなんて素敵
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