一気に読んでしまいました。
女1人を巡る男3人。すぐ堕ちると思われていた女が意外にも調教の過程で急成長し、試練に耐え抜くうちにいつのまにか男どもを魅了してしまうのが、すっごくいいですね。これが多分男には真似のできない女の強さなのではないでしょうか。
そしてまた、3人の男がそれぞれ個性的で、とてもいいですね。それぞれ影を背負っていてけれども、それぞれの形で人間として大切なものを持ち続けていて、女とのつながりが深まるにつれ、それがどんどん引き出されていく。こういう展開に遭遇すると女と男って、本当に素晴らしいと思います。私もそういうことを経験をしているので、拍手を送りたくなります。
作者ページ
桐津 麗さんのレビュー一覧
前へ
|
次へ