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あの子のとりこ
第2章 長い夜


目を覚ますと、薄汚れた天井が見える。


「あ…あのまま寝ちゃったんだ」


制服のまま寝転んでいたので、そそくさと服を脱ぎ始めた。
時計はすでに21時を回っている。



「お風呂屋さん行かないと!」


アパートには風呂がついてないので、深夜までやっている近所の銭湯まで行かなければならない。


急いでタンスから下着を探してると…ふと違和感を感じた。

(あれ…おかしいな。しまった筈なのに…)


ブラジャーがいくつか見当たらない。外に干すのは1人暮らしには危険なのでいつも部屋干しにしていた。

「この間もあったな、こんな事…」

(……とりあえず今はお風呂。帰ってからもう一回探そう…)



荷物をトートバックに詰め込み、アパートを出た。



「こんばんわ」

突然見知らぬ男が話しかけてきた。

よくみると引っ越してから一度だけ挨拶をした隣の大学生だ。


「あ…どうも」

「今からお出かけ?ねぇ今家で宅飲みしてんだけど、お姉ちゃんもこない?」

ジリジリ近づいてきた男からは酒臭い匂いがする。


「い、急いでるのでっ!さよなら!」


ガシッ
「!!」
逃げるどころか、たやすく腕を掴まれた。


「つれないな〜。ねぇ彼氏いるの〜?あの下着デカイよね、どんな胸してんの?触らせてよ」

(なんで下着の事知ってるの!?)


男の言葉に背筋から悪寒が走る。

バシッ
「離して!!」

「?!まてッコラ…」



(あたしの部屋、勝手に入られたんだ…)

恐怖で泣き出しそうな自分を堪えながら、全速力でその場から逃げ出した。



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