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あの子のとりこ
第4章 同居人
恭一side


「ヒィッ!」

「…昨日はわざわざセッティングして頂いたようで…」

僕はイライラのあまり昨日ほとんど寝れず、教頭よりも先に学校へ来ていた。
昨日の件について問いただす為に。


「す、すみません!白鳥理事に娘さんがどうしてもと泣きついたらしく…こちらも渋々…」


他校の進学校教諭の「情報交換会」と称した飲み会と言う話で参加…
の、はずが教頭にまんまとはめられた。


以前見合いを断わった、白鳥女学園の理事長の娘と2人きりで食事が出来るようにセッティングされていたのだ。


「渋々?丁重に見合いの件もお断りしましたよね!」

「ヒィィー!」


ーーーーーーーーーーー


午前の授業を終え、しばらく生徒指導にこもる事にした。


イライラと眠気で頭が働かない。


「ふー…」


ナナミは昨日の事…どう思ってるんだろう。
そんな事を考えながらうとうとしてきた……





「…ちゃん、恭ちゃん!」

「……ん、ナナミ?」

いつの間に来たのか、そこにはナナミが向かいの椅子へ座ってこちらを見ている

「今朝もごはん食べてかなかったから、あの…お弁当作ってきたんだけど…」


恥ずかしそうに弁当箱を机の上に置いた。

そんな顔を見るだけで、胸が高鳴る。


「いただきます」


食べる姿を見ながら、ナナミはニコニコしている。



あんまり見つめられるのはちょっと恥ずかしい。


いつの間にかイライラは消えていた。

「そうだ、今度一緒に出かけないか?」

「えっ…」

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