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あの子のとりこ
第4章 同居人


恭一と短い昼休みを過ごしてから、ナナミは次の授業の為に教室へ戻った。


「佐野!」

席に着くと、隣の席の秦野 悟が声をかけてきた。


「ごめん、次の授業、教科書見せてくんない?!」

「うん、いいよ」


「秦野また忘れたの?あんたワザとじゃないの?」

前の席のエリカが突っ込みを入れてきた。


隣の席になってから最近じゃ、よくある光景だ。
あまり男子に興味が無いナナミでも、秦野の人懐っこさはNOとは言えない。


予鈴と共に恭一が教室へ入ってきた。


「では、教科書のー…」


その目線の先には席をくっつけている秦野に向けられる。


「…秦野、教科書は?」


「すいません、忘れちゃって。」


悪びれもせず、ナナミの肩に腕を掛けながら答えた。


(あれ…恭ちゃんの様子が…)


「…次は必ず持ってくるように」
恭一は怒りを堪えながら、教科書を読み始めた。


が…ナナミ達の様子が気になってなかなか授業に集中出来ない。


秦野はちょくちょくナナミに小さな声で 話かけているようだが、内容までは聞き取れず、それが余計腹立たしい。


ボロが出そうな自分を抑えながらなんとか授業を終わらせた。



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