この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あの子のとりこ
第1章 幼馴染
「はーい、HR始める前に皆さんにお話があります。」
教壇に立っていたのはいつもの担任ではなく、教頭先生だった。
「担任の園田先生が急病の為、しばらくお休みになりました。なので生徒指導の星川先生にこのクラスの担任をして頂きます。
星川先生よろしくお願いしますね」
教頭先生が教室から出ると、その後に星川先生が入ってきた。
担任の急病とあの星川先生が臨時で担任を受け持つと言う事実に、クラスの女子からは歓喜の声が、男子からは絶望的なため息が漏れていた。
(入学式で少し見たくらいで、今日初めて近くでみた)
「やったー!星川先生今日もカッコイイ///」
「あの無口そうな感じがたまんない…」
前の席の女子のひそひそ声が聞こえる。
興味が無い事には全く気にも止めないので、勉強ばかりだったナナミからしてみてもどこがいいのか良くわからない。
「…星川 恭一です。よろしくお願いします。
では、授業を始めますので、教科書31ページを開いて」
特に説明もなく、淡々と黒板にチョークで書きはじめた。
すらりとした長身に、きちんと締めたられた黒のネクタイ。
前髪はワックスで整えてあり、眼鏡ごしに見える切れ長の瞳。
どこから見てもイケメンのルックスだ。
(無愛想な先生だな…)
教壇に立っていたのはいつもの担任ではなく、教頭先生だった。
「担任の園田先生が急病の為、しばらくお休みになりました。なので生徒指導の星川先生にこのクラスの担任をして頂きます。
星川先生よろしくお願いしますね」
教頭先生が教室から出ると、その後に星川先生が入ってきた。
担任の急病とあの星川先生が臨時で担任を受け持つと言う事実に、クラスの女子からは歓喜の声が、男子からは絶望的なため息が漏れていた。
(入学式で少し見たくらいで、今日初めて近くでみた)
「やったー!星川先生今日もカッコイイ///」
「あの無口そうな感じがたまんない…」
前の席の女子のひそひそ声が聞こえる。
興味が無い事には全く気にも止めないので、勉強ばかりだったナナミからしてみてもどこがいいのか良くわからない。
「…星川 恭一です。よろしくお願いします。
では、授業を始めますので、教科書31ページを開いて」
特に説明もなく、淡々と黒板にチョークで書きはじめた。
すらりとした長身に、きちんと締めたられた黒のネクタイ。
前髪はワックスで整えてあり、眼鏡ごしに見える切れ長の瞳。
どこから見てもイケメンのルックスだ。
(無愛想な先生だな…)