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あの子のとりこ
第1章 幼馴染
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授業が終わるとナナミの席まで先生が歩いてきた。
「佐野 ナナミ!」
「は、はい?」
長身から見下ろされた虫を見る様な鋭い目つき、そして突然に話かけられた事に心臓が飛び跳ねた。
「放課後、生徒指導室までくるように!」
その途端、周りの態度が一変して凍りついたように静まり返った。
「うわー…佐野何やったんだよ」
「かわいそう…」
(どゆこと?!あたし校則に違反したような事した??)
「ちょっとナナミ!あんた何かしでかしたの??」
頭の中がパニックでエリカの顔をみてハッと我にかえる。
気がつくとすでに先生は教師を出た後だった。
「何もしてないよ!思い当たる事ないし…」
「…まあナナミに限って無いとは思うけど。とりあえず誤解かもしれないから、早めに行ってきた方がいい!」
エリカに言われるまま頷いた。
噂には聞いていたが、生徒指導の星川先生は影でブラック・星川や鬼の星川と言う異名がある。まだ若いのに刃物の様にバッサリ言い切る様は他の教師や生徒からも恐れられている。
だが、星川先生の的確な指導のおかげで西門高校ではイジメ、不登校、不良など赴任してから数年出た事がない。その点では、学校内の誰もが恐れ、一目置いているのだ。
(こ、怖すぎる…)
「佐野 ナナミ!」
「は、はい?」
長身から見下ろされた虫を見る様な鋭い目つき、そして突然に話かけられた事に心臓が飛び跳ねた。
「放課後、生徒指導室までくるように!」
その途端、周りの態度が一変して凍りついたように静まり返った。
「うわー…佐野何やったんだよ」
「かわいそう…」
(どゆこと?!あたし校則に違反したような事した??)
「ちょっとナナミ!あんた何かしでかしたの??」
頭の中がパニックでエリカの顔をみてハッと我にかえる。
気がつくとすでに先生は教師を出た後だった。
「何もしてないよ!思い当たる事ないし…」
「…まあナナミに限って無いとは思うけど。とりあえず誤解かもしれないから、早めに行ってきた方がいい!」
エリカに言われるまま頷いた。
噂には聞いていたが、生徒指導の星川先生は影でブラック・星川や鬼の星川と言う異名がある。まだ若いのに刃物の様にバッサリ言い切る様は他の教師や生徒からも恐れられている。
だが、星川先生の的確な指導のおかげで西門高校ではイジメ、不登校、不良など赴任してから数年出た事がない。その点では、学校内の誰もが恐れ、一目置いているのだ。
(こ、怖すぎる…)
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