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あの子のとりこ
第6章 誤解


(せっかくのデート…ゆっくりできなかったなぁ)

あのままの勢いで結局、短いデートは終わったのだった。
マンションに帰ってきてからも、恭一は無言でパソコンで仕事を始めている。

黙々とキーを叩く姿はみるからに不機嫌そうだ。

(恭ちゃん、あれから黙ったままだし…)


そう考えながらふとエプロンのポケットに手をいれると、さっき買ってもらったピンク色の携帯に指がコツッとあたる。

画面をタッチすると1番最初に恭一の番号が出てきた。

(…恭ちゃん)

ナナミよりも先に家を出てすぐ携帯ショップに行って探してくれたんだろう。携帯の中には既に面倒な設定は終わっており、あとはアドレスを入れるだけになっていた。

その姿を考えると胸の辺りがドキドキする。

(ボロアパートの件も、あたしを守ってくれた事も…いつでも考えていてくれてる。その優しさに甘えてきたあたしは、恭ちゃんに応えてあげてる…?)


携帯を見つめながら胸のあたりが更に熱くなる。


「風呂…先に入るね」



「あ…うん!」

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