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あの子のとりこ
第2章 長い夜
恭一side



「ロリコン教師」


「!!」
口に含んだビールを一気に吹き出した。

隣では同期の教師・榎本 辰也がでかい声でゲラゲラ笑っている。
こいつとは大学時代からの仲だ。色恋事にはやたらと勘が働く。


そして、携帯の呼び出しはコイツが犯人だ。

仕事終わりに無理やり飲みに連れて行かれたのだ。


「ロリコンじゃない…。」

と、言ったものの教師の立場としては失格だ。説得力もない。
あの子をこんなにも好きだとは。


ククッと片手で笑いを堪えながら、背中をバシッと叩かれた。


「本当おもしれーよな、お前。ブラック・星川がこんな恋する乙女とは。ギャップ萌えってやつ?」

「黙れ!その名前やめろ///」


もう何を言っても榎本の笑いのツボになってしまう。


「そんで、彼女から返事は?」


ギクッ

「…いや、まだ。」

今日の生徒指導室の光景が頭をよぎる。


しなやかな肢体に似合わないほど実った豊満な胸…羞恥によがる泣き出しそうなあの顔が脳裏から離れない。


だが欲望のままに襲ってきっと怖い思いをさせた…


「彼女に嫌われたかもな」


「…ふーん」


榎本はタバコを取り出し、火をつけた。


外見と違い根が真面目なコイツが黙ると調子が狂う。

そう思いながらまた一口、ビールを飲んだ。

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