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ご主人様=ドSせんせい
第51章 絆☆試される愛
「いい気味ね。愛音も今に私と同じようになる。相手が誰だろうと快楽を求めるようになるわ。愛とかそんなもんは、ただの綺麗事なのよ。」
そう言うと、琉亜が指で俺の顎をくいっと持ち上げて、俺の頬にチュッと唇を押し当てた。
やめろ!
気持ち悪い!
琉亜の唇を避けるようにブンブン首を振る俺を見て親父は笑い、琉亜の髪を撫でた。
「さぁ、琉亜!命令だ。星夜に奉仕するんだ。気持ち良くしてやるんだぞ。お前は俺が調教した最高な女だ。こいつの女になんて負けるはずはない。あの女を、忘れさせてやれ。」
「はい。ご主人様。」
親父の言葉に嬉しそうに笑った琉亜。
親子である事を忘れてしまうような、異様な光景に吐き気がする。
こいつら、完全に狂ってやがる!
やばい!どうしたらいい?
逃げ場のない状況に、俺はパニックになっていた。
そんな俺を見て、琉亜は冷ややかな笑みを浮かべていた。