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ご主人様=ドSせんせい
第52章 愛☆貴方のためなら

静まり返った部屋には、私と星夜さん榊原さん、琉亜さんの他に何人かの男の人達がいる。

体の大きさを見ても、ボディーガードなのだと分かる。

さっきまでのザワザワとした部屋と、違いピリピリとした空気が流れているのに、表情ひとつ変えず、ずっと部屋の入口に立ちこちらを見ていた。


「暴れても困る。とりあえずその二人をおさえつけておけ!」


榊原さんがそういうと、男達が星夜さんと琉亜さんをおさえつける。

暴れる星夜さんと琉亜さんを見ていた私の顔がグイッと上へと向かせられた。

私の瞳の先には鋭く冷たい瞳の榊原さんがいた。

星夜さんとどことなく似たその瞳は、鋭くて見られるだけでも、ビクリと体が震える。

怖い…

大丈夫だと思ったのに

覚悟をしたつもりだったのに

榊原さんのその瞳は、そんな私の気持ちを全て見据えているようだった。



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