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ご主人様=ドSせんせい
第53章 修復☆それぞれの形
「嫌っ!離さない!」
「琉亜、この手を離しなさい!」
「嫌よ!絶対離さないから。」
必死な琉亜の声。
そうか、親子の関係を解消されると思っているのか。
無理はない。
今、この関係を解消されては困るのは当然だ。
私を必死に引き止めるのも無理はない。
「大丈夫だ。お前は今まで通り私の娘でいればいい。今まで通り援助する。ただ、もう調教は付き合わなくていい。だから、手を離しなさい。」
私の言葉を聞いても琉亜は、その手を離さずにいた。
私の背中に顔をすりつけながら、琉亜が言った。
「調教も今まで通りして。」
「無理はしなくていい。お前も好きにすればいい。」
「お願いパパ。これからは本気で私を愛して。調教を通してでいいから、私を大切にしている事を、これからは感じさせて。パパの一番に私がなるから。」
琉亜…
お前も愛を知らない人間だったな。
私とお前は一緒ということか。
私の体に巻き付いた琉亜の手に自分の手を重ねた。