この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第54章 帰還☆二人の時間
今までの事が嘘のような静かな部屋。
二人だけの部屋…。
何だか静かなのが耐えられなくて、隣りにいる星夜さんを見ながら私は声をかけた。
「良かった…。何だかホッとしました。星夜さんは、怪我してないですか?」
星夜さんは、ハァーと深く溜め息をつきながら、私の頭を優しく撫でた。
見つめる瞳は、すごく優しくて、何だかドキドキしてしまう。
星夜さんのこういう顔、すごく好き。
この表情を見るのも、久しぶりだなぁ…。
「俺は大丈夫だ。もう…心配させるな。お前は、すぐに無茶するんだから。」
「ごめんなさい。」
「でも、今こうして俺の側に愛音がいる。本当に良かった…。」
「星夜さん…。」