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ご主人様=ドSせんせい
第54章 帰還☆二人の時間
バタン!!
大きな音に体がビクッとする。
怖くてただ丸くなって屈んでいた私に、星夜さんが走って近付いてきた。
「愛音!どうした?やっぱり調子悪いのか?」
「すみません。何だか一人になったら、急に怖くなってしまって…。おかしいですよね。さっきまで、全然平気な顔してたのに…。」
「あんな思いをしたんだ。怖くなるのは当たり前だろ。大丈夫だ。
もう、あんな思いは絶対にさせないから。」
「星夜さん…。」
「とりあえず、これ着ておけ。こんなのしかなかったけど。」
そう言って渡されたのは、星夜さんのトレーナー。
身長差もあるから、私が着るとワンピースみたいな丈になった。
でも…
これって恥ずかしいな。
なんかやたらエッチな感じだよね。
トレーナーの裾を引っ張りながら、モジモジしている私を見て、星夜さんがクスッと笑った。