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Dear
第2章 新たな挑戦
「ってかナツ、どうしてここに?」
『あぁ、今日は俺が
店の手伝いの日なんだよ』
そう言いながら夏貴は
頭のバンダナを後ろで結ぶ
『さあ、表に行くか』
「うん!!」
ナツの背中が頼もしく見えて、
私はナツの後を追ってついていった
時間が夕飯時なのもあってか
客入りが少し増えてきて、
手が離せないナツのお母さんの代わりに
ナツが私に仕事を教えてくれる
焼きたてでいい匂いがする
パンを並べたり、
お客さんが使い終わったトレーや
トングを洗って表に戻したり……