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私を委ねた同級生
第3章 初夏
中学校に入って…すでに3ヵ月が過ぎた。
初めてのテストが終わり、部活の本登録も終わった。
日も長くなり…最終下校時間も6時になり…帰宅も遅くなった。
勉強も何となく難しくなり…宿題も増えてきた。
私と美沙は…以前のように、途中まで一緒にペラペラしゃべりながら帰ったが、いつもの角のコンビニ前でバイバイする。
確かに…美沙とは、行きも帰りも一緒で、クラスも同じで、部活も一緒。
だから、どこの誰よりも…美沙と一緒に過ごす時間は多い。
でも、部活をやる前は…放課後や学校の帰りに…いろんな事が出来た。
だから…決して今に不満があるわけではないが、物足りなさがある。
それは、私だけではなく、美沙も感じていた。
そこで、たまたま日曜日に部活がない土曜日に…美沙の家に泊まる計画を立てる。
私は…お母さんに聞いてみる。
「お母さん、今度の土曜日…美沙ちゃんの家に泊まりたいんだけど…いい?」
「美沙ちゃん?あ、部活の子ねっ」
「うん」
「でも、泊めてもらったら…迷惑じゃない?」
「美沙ちゃんのお母さんは…いいってっ」
「そう。ちょっと…美沙ちゃんの家の電話番号わかる?」
「知らない…あ、これに載ってるんじゃない」
私は…学級の緊急連絡網を思い出した。
「あ、そうね。えっと…美沙ちゃんは…宮崎…」
お母さんは…美沙ちゃんの家に電話をした。
「もしもし、わたくし、美沙さんと同じクラスの中山と申しますが」
「そうです。そうです。いつも娘が仲良くしていただいて…ありがとうございます」
「あの、先ほど娘から聞いたんですが…今度の土曜日ですか…宮崎さんのところに泊まらせていただくって」
「本当にいいんですか?」
「そうですか…」
「ありがとうございます。うちの娘がご迷惑かけましたら…遠慮なく叱ってくださいね」
「はい。よろしくお願いします。では、失礼します」
お母さんは…電話を切った。
「美沙ちゃんのお母さんも…いいってっ」
「やったぁ」
「夜遅くまで…寝なくて迷惑かけないようにねっ…迷惑かけたら…怒っていいってお願いしたからっ」
「うん。わかってるって」
やったぁ…
今度の土曜日…
美沙の家で…
美沙の部屋で…
美沙の隣で…
ずっと居られる。
めちゃ楽しみ
初めてのテストが終わり、部活の本登録も終わった。
日も長くなり…最終下校時間も6時になり…帰宅も遅くなった。
勉強も何となく難しくなり…宿題も増えてきた。
私と美沙は…以前のように、途中まで一緒にペラペラしゃべりながら帰ったが、いつもの角のコンビニ前でバイバイする。
確かに…美沙とは、行きも帰りも一緒で、クラスも同じで、部活も一緒。
だから、どこの誰よりも…美沙と一緒に過ごす時間は多い。
でも、部活をやる前は…放課後や学校の帰りに…いろんな事が出来た。
だから…決して今に不満があるわけではないが、物足りなさがある。
それは、私だけではなく、美沙も感じていた。
そこで、たまたま日曜日に部活がない土曜日に…美沙の家に泊まる計画を立てる。
私は…お母さんに聞いてみる。
「お母さん、今度の土曜日…美沙ちゃんの家に泊まりたいんだけど…いい?」
「美沙ちゃん?あ、部活の子ねっ」
「うん」
「でも、泊めてもらったら…迷惑じゃない?」
「美沙ちゃんのお母さんは…いいってっ」
「そう。ちょっと…美沙ちゃんの家の電話番号わかる?」
「知らない…あ、これに載ってるんじゃない」
私は…学級の緊急連絡網を思い出した。
「あ、そうね。えっと…美沙ちゃんは…宮崎…」
お母さんは…美沙ちゃんの家に電話をした。
「もしもし、わたくし、美沙さんと同じクラスの中山と申しますが」
「そうです。そうです。いつも娘が仲良くしていただいて…ありがとうございます」
「あの、先ほど娘から聞いたんですが…今度の土曜日ですか…宮崎さんのところに泊まらせていただくって」
「本当にいいんですか?」
「そうですか…」
「ありがとうございます。うちの娘がご迷惑かけましたら…遠慮なく叱ってくださいね」
「はい。よろしくお願いします。では、失礼します」
お母さんは…電話を切った。
「美沙ちゃんのお母さんも…いいってっ」
「やったぁ」
「夜遅くまで…寝なくて迷惑かけないようにねっ…迷惑かけたら…怒っていいってお願いしたからっ」
「うん。わかってるって」
やったぁ…
今度の土曜日…
美沙の家で…
美沙の部屋で…
美沙の隣で…
ずっと居られる。
めちゃ楽しみ