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父と娘の近親相姦日記 April fool archive
第1章 世界の終わり。始まりの二人。
 そうして適宜指示を出しながら15分も経つと、窓の外の夜景に崩壊が徐々に広がっていくのが見えた。船の外側から崩壊が進むと地盤は緩み、大きく重量のある建物から傾き始めていく。

 そこへ突然カッカッカッカッと高いヒールの足音が響き、音は市長のもとへ近づいてきた。

 「あっ市長!まだこんなところに!」

 市長の秘書兼愛人であった、坂鳥あまねが息を切らせて駆け込んできたのである。

 「あまね君!?まだ居たのか!…私は鉾浜市と最後まで添い遂げる。君こそ早く逃げなさい。」
 「そんな…市長が逃げないなら私も残ります。いい、ですよね。」
 「ばかな…君はまだ若い。これからいくらだって…」
 「…逃げ切れたって文明のかけらもない地上で、生きていける保証なんてないんです。私を置いていかないでください…」

 そういうと坂鳥は市長にガシリと抱きついた。

 「君も…物好きだな。」
 「そんなこと、言わないで…」

 坂鳥はメガネを外して投げ捨て、タイトスカートとヒールも素早く脱ぎ去ると、強く市長の唇に吸い付いた。下着は最初からつけていなかったようだ。

 「んむむむ」

 激しくなる一方の揺れの中、二人は椅子の上で交わった。

 「あっ!しっ、市長っ…いいっ…いいいっ、あっあっ、あんっ、やっ、あっ!」
 「ああっ、あまね君…あつ、熱いっ…」
 
 市長は揺れに合わせて腰を使い、坂鳥を激しく突き上げる。

 「あっ、はっ、はっ、やっ、いいっ、やっ、いっ、いっつもよりっかた、くてっふっ、ふといっ…こんなっ…ときなのっにっ…」

 「最後だから、かも、しれないっ、なっ…死ぬ直前には…子孫を残そうとする本能が働く、という、からっ…」

 「ふっ、ふふっ…本能さんも、あまり頭よくないっ、ですね…んっ、あっ…」
 「どう、してっ…」
 「だってっ、あたしもっ、一緒にしんじゃうんっ、ですっ、よっ」
 「そうっ、そうかっ……そうだった!」

 「でもいいのっ、いいのっ、この世で最後の精子っ…ちょうだいっちょうだいっ」

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