この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雨の日は、君と。
第2章 予期せぬ再会
 

――コンコン。


「はい、どうぞ」


ノックをすると年配の女性の声が返ってくる。


「失礼します」


ノブを回し、クリーム色に塗られた扉を開く。

室内に足を踏み入れると同時に、すぐ目に飛び込んでくるのは白一色。

鼻につく消毒液の匂い。

そして丸椅子に腰掛けた白衣姿の女性が、ギィと音を立て私の方へと振り向いた。


「あら、東雲先生じゃないの。もしかして、またかしら?」

「はい……またです。すいません」


ぺこりと頭を下げ、苦笑する。

常連染みたその反応が出てくるのは、私がほとんど毎月一度はこの保健室に訪れているからだ。

お陰様でこの南陽高校に赴任してからというもの、保健医である沼田(ぬまた)先生には顔と名前を覚えられてしまった。

以来、保健室のベッドには何度お世話になったか知れない。


「生理痛の薬もあるから、出しておきましょうか?」

「あ、じゃあ……お願いします」

 
/38ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ